6月にウルトラマラソンを走る女性たちが練習会をするというので、
自分も一緒に練習をさせてもらおうかと、ずっと前から悩んでいた。
悩み続けていた理由は・・・・距離が長い。
箕面から妙見山を経て、合計50キロ。・・50キロ?
100kmマラソンに出る人はそんな練習もするのか・・。
そんな距離、生まれて今までに走ったことないし、
俺はウルトラに出る予定もないし、そっちの世界に行くつもりもないし。
フルマラソンでさえ最近は途中で脚が攣ったりしてるありさまなのに
こんな自分に走れるのか・・・?
《あしたはトレイル?ロード?》と質問のメールを打ったら、
《ロード!!》という愛想のない返事が。
この短い文面に
《トレイルだろうがロードだろうがどうだってエエやろ。男なら来い!》
という、煮え切らない俺に対する怒りが隠されているように受け取った。
前日までウジウジと考えた結果、結局朝を迎えて集合場所に行ってしまった。
向かう途中も(ほんまに行くのか?)と自問自答。
何回も脚が攣るんやろな〜。みんなに迷惑かけたらあかんしな〜。
と思いながら箕面駅をスタート。
ひえ〜、もう後には戻れない。

箕面の滝を越え、新緑の美しい山を走りながら登って行く。
速いスピードじゃないので息も上がらず、みんなよくしゃべる。

勝尾寺の手前を左に曲がり、箕面川ダムの横を通り、
高山公民館で少し休憩したあと、豊能町方面へ下っていき、
いよいよ妙見山へ。

まだ見頃の桜が残っていたり、新緑がまぶしかったり、
景色はとってもきれいなんだけど、坂がきつい。
妙見山へのこの道は以前にチャリで上がったことがあるけど、
ほんとにキツイ登りが延々と続く。
と言いながらも、足を止めずに走り続けたら少しずつでも前に
進むわけであって、ついに頂上に到着。
GWだし、お天気もいいし、たくさんの人で賑わっていた。
近くにランナーらしき男性がいたので、シャッターを押してもらう。
妙見山までたどり着いたぜ、イエイ!

この見知らぬ男性もよく箕面から妙見山までのルートを走るらしく、
「今日はひとりで引率ですか」と聞かれた。
いえ、引率されてるのは私です。
ここには桜川サイダーと柚子サイダーというご当地サイダーが
あるんだけど、知らない間に「能勢ジンジャーエール」というのが
加わっていた。飲んでみたらショウガの味が濃くてすごくおいしい。

しばし休憩したあとはまた山を下り、上ったり下ったりを繰り返しながら
走り続ける。たぶんこの時間帯が一番気温も高かったかもしれない。
飲んでも飲んでも喉が渇く。
国道423号線沿いのファミマで店内のテーブルを囲んで昼ご飯。
補給食のジェルを買って飲み、おにぎりを食べた。
横を見ると、メンバーの中のひとりの女性が
ニンニク入りの豚骨ラーメンにお湯を注いで食べ始めた。
「ワイルドだろ〜」とは言わなかったけど、ワイルドだぜ。
このあたりでだいたい27キロくらいと聞いて、
(もうそんなに走ったのか)とちょっと安心。
あいかわらずこのコンビニは自転車やオートバイでツーリングする人の
道の駅になっている。
みんな出かけたくなるのも当然って感じのいい天気だしね。
豊能町役場を過ぎたところから東にルートを変え、
次にみんなが目指したのは忍頂寺スポーツ公園。
いや〜、みんなよく走る。



ここでアイスを食べたり給水をしたり、しばしの休憩。
今日のコースは自転車で何度か走っているのでだいたいの位置関係も
わかるし、ここまで来たら、なんとなく先が見えてきた気分。
といっても、まだ十数キロ残っているけど。
ここからまたしばらく上りが続く。
このあたりになってくると、上りもしんどいけど、下りの方が足には辛い。
足に力が入らないので踏ん張りが利かないし、足を下ろすたびに膝が痛いし。
それと、朝ワセリンを塗ってきたにも関わらず、
Tシャツで擦れて脇や胸がヒリヒリし始めるし。
しかし、ついに勝尾寺に到着。
みんな、元気やわ〜。さすがウルトラランナー。

ここまで来れば、あとは下るだけ。
緑の中をみんながゴール目指して走る。

ほんとに今日は黄緑色の新緑が鮮やかだった。
自然の色ってどうしてこんなに美しいいんだろう。

箕面の滝まで戻り、観光客がいっぱい歩いている道を下り、
箕面駅に到着。朝、スタートしてから約7時間。
すご、50kmって、走れるもんなんだ。脚も攣らなかったし。
風呂に入って、みんなで王将で打ち上げ。
今日のトレーニングが土台になるかどうかは、これからの練習次第なんだろうな。
でもたぶんあしたは走らない。もうすでに筋肉痛が始まってるし。