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まこと

Author:まこと
06年ホノルルで初フル
1961大阪市生まれ
大阪府茨木市在住
スキーとトライアスロンと甘いものが好きです
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水都大阪100kmウルトラマラニック

大会前日。
半年かけて準備してきたことを実行に移す日が来た。

膨大な荷物をトラックに積み込む人、参加賞を袋に詰める人、テントを立てる人、
スタートとゴールのゲートを設営する人、計測用のデジタル時計を設置する人、
トラックから荷物を下ろす人、エイドごとに食品や飲み物、備品を仕分ける人、
前日受付をする人、海外から来たランナーのお世話をする人・・・・・・・、

朝から作業を初めて、会場の設営が終わったのは夜だった。
その後は事務所で仮眠をとったけど、コースにラインを引く人や、
夜中に搬入される氷を砕く人、足りない表示物や資料を作成する人などは
貫徹だったらしい。

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そして大会当日。
みんな疲れているはずだけど、誰の顔にもまだ疲れの色は出ていない。

あとは今日1日、ランナーを精一杯サポートするだけ。
それ以外の仕事はひとつもない。

当日の受付が終わり、出走チェックが終わり、午前5時半にアーリースタート。
そして1時間後の6時半に通常のスタート。
ヘルメットをかぶり、自転車にまたがって、右足のビンディングペダルをはめ、
ランナーの10mほど先でスタートを待つ。

これから長い一日が始まる。
1カ所も間違わずにランナーをゴールまで先導するぞ。
数日前から緊張していた役目が、スタートのピストルと同時に始まった。

梅林坂を上がり、大手門を下り、噴水を横切って京橋口から大阪城公園を
出たあとは大川沿いを走る。

スタートからヒョウ柄のワンピースを着て猫の耳を付けた「男性」が
飛び出した。なかなかのスピードで2位以下を大きく離す。
自転車で先導する自分の数メートル後ろを、ラムちゃんのような仮装をした
男性が走る。後続は追ってこない。
まさに2人旅・・・・・・。

こっちの胸と背中には「先導」の文字。
ヒョウ柄のワンピースを着た男性の胸と背中にはゼッケン。
大川沿いにいる人がみんな、「いったい何の大会?」という、
奇異な目で見ているのがわかる。

でも仮装をしている人にしてみたら、それが狙いなんだろう。

8k地点にある最初のエイドは、淀川の河川敷に出たばかりの毛馬エイド。
ここで先頭ランナーが入れ替わった。
黄色いシャツの男性。
この人が速いのは知っていたので、前日の受付の時に、
「私、あした100kmの先導をしますので」と挨拶をしておいた。

その人は快調に豊里大橋、鳥飼大橋、仁和寺大橋と進んで行く。
つかず離れず、一定の距離を保って走ることにだけ神経を使う。

コース表示が分かりにくいポイントを本部に連絡して改善策を検討してもらう。

そのうちにアーリースタートの集団に追いついた。
「私、アーリーの先頭へ行きますんで」と言ってその人と別れた。
「ありがとうございました」と言ってその人は見送ってくれた。

そこからはDHバーを握ってひたすらペダルを漕ぐ。
ランナーを追い越す時、向こうから来るランナーとすれ違う時、
ひとりひとりに「がんばってくださーい」と声を掛けた。
ランナーのみなさん、「ありがとー」「お疲れさまー」と言葉を返してくれる。

一番最初の折り返し点、枚方北エイドで野菜スティックをもらいながら
少し休憩を入れて、また先頭ランナーを目指して出発。
追いついたのは約30k地点を過ぎてからだった。

「100キロの先頭ランナーが40キロ地点を通過しました」と
携帯で本部に連絡を入れる。

そこからはアーリースタートから先頭を走っている白いシャツの男性を先導。
赤川鉄橋を渡り、十三方面へ向かって折り返す。

「100キロの先頭、十三を折り返しました」

分岐が分かりにくいところで自転車を降り、チョークで地面に大きく矢印と
文字を書いたりする。
そしてすれ違うランナーにはひとりひとり声を掛ける。

ま「がんばってくださーい」

ランナー「ありがとうございまーす」

ま「がんばってくださーい」

ランナー「はーい、ご苦労さまー」

みんな笑顔で言葉を返してくれる。
そうやって言葉を交わしているうち、何か違うことに気がついた。

何か違う。
自分が思っていたのと違う。

ランナーをサポートするのが自分の仕事だと思っていたのに、
自分がランナーにねぎらってもらっている。

これって逆じゃないか。

この時にまず、ウルトラランナーの凄さに気づかされた。
もうすでに50km以上走っているのに、なんで笑顔が出るんだ。
なんでスタッフをねぎらう余裕があるんだ。

この人たちは、自分の尺度では測れないくらい大きい人間なのか?
そんな人たちを、ウルトラを走ったことのない自分が先導していいんだろうか。
そんな思いでバックミラーを見ながらペダルを漕ぎつづけた。

走っていると、いたるところで知り合いが私設エイドを出していた。
その人たちもまたウルトラランナー。
苦しさを知っている人だからこそ、どんなサポートをしてあげればいいかを
知ってるんだろうな。すごい世界だ。

70km地点でまた先頭ランナーが入れ替わった。
黄色いシャツの男性が、アーリースタートのトップを抜いて、
正真正銘のトップに立った。
すごい走りだ。
80kmを過ぎても4分半/kmで走っている。

途中、水道で水浴びをしたあとも、
「お待たせしました」と先導車に謝ってから走り出す。
淀川の最後、毛馬のエイドで水分を補給したあとも、
「さ、あとちょっと、頑張りましょか」と、先導車に声をかけて走り出す。

・・・・・こっちが励まされてどうすんだ。

その人は最後まで、とても力強い走りだった。
100kmを7時間41分。・・・・考えられないタイムだ。
それでも大阪城公園に入ってからは二つの上り坂で歩いていた。
こんなに強いランナーでも最後は足が前に出ないんだ。
おそるべしウルトラマラソン。

その人はゴール前で両手を高く広げ、右手の人差し指を立て、
「帰ってきたぞー」「ただいまー」「ただいまー」と言ってゴールした。
そして、「先導してくれたおかげです」と言って握手を求めてくれた。
「いえ、私は何も・・・」と言うと、
「苦しい時に引っ張ってもらったので」と言った。

自分から見たら鉄人とも思えるウルトラランナーに握手を求められるなんて、
こんな光栄なことはない。


そのあとは、他のランナーを先導するために、また淀川へ戻った。

豊里エイドに着いて、休憩がてらタコ焼きをもらっている時に
土砂降りの雨が始まった。
半袖、短パンのまま豪雨の中を走っていると、急速に体が冷えだす。
でも雨の中を一人で走っても意味がないので、
ランナーの前に出て「先導します」と言ってスピードを合わせて走る。

大川を通り、大阪城公園に入る手前から右へ橋を渡り、天神橋方面に向かい、
折り返して大阪城公園に入る。そこから公園の中を約4k走ってゴールへ。
その時に先導したランナーもゴール後に「ありがとうございました」と
言ってくれた。
俺、役に立ってるんだろうか。それならいいんだけど。

最後にもう一度大川を逆走し、毛馬からまた別の集団を先導した。
自転車で走ってみたわかったのは、ランナーというのは、
ひとりで頑張って走っている時よりも、自転車で先導されている方が
ペースも上がるし足の運びもしっかりしてくる。


最終ランナーがゴールしたのが午後9時前。

長い一日が終わった。
首から肩にかけての筋肉が、痛いくらいカチコチになっていた。

10日くらい前は、「気がついたら終わってるんだろうな」と思っていたけど、
気がついたら終わっていた。



翌日は朝から会場の後片付け。
朝8時半に森ノ宮に着き、大阪城公園に入り、
なんとなく市民の森に入って行った。

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木の上からいろんな鳥の鳴き声が聞こえるし、
風が吹くと枝や葉がこすれてワサワサワサという音が鳴る。
大阪城公園って今まではランニングでしか利用したことがなかったけど、
こんなに素敵な森があったんだ。

会場に着くと、見知らぬおばさんが寄ってきて、
クローバーの束を見せてくれた。
朝の散歩の時に見つけたらしい。

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よく見ると四ツ葉のクローバー、五ツ葉のクローバー、
それから二ツ葉のクローバーもあった。
おばさんは、「2、3、4、5って揃ってんねん」と言いながら
見せてくれた。

大阪城公園は、前日にウルトラの大会が行われたとは思えないくらい、
のどかな公園に戻っていた。

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コメント

ずっと待ってました。ブログがアップされるのを。自転車だって、100キロ走るとツライって友達がいってたよ。わたしも前千葉にったときつらかった。しかも先導して、周囲にきをつかって、途中でもどったりしたから、それ以上じゃないのー。

本当におつかれさまでしたー。わたしも握手もとめたいよん。

お疲れ様でした。まことさんは一つ一つきちっきちっと貴重な経験を積んでいかれますね。立派です。うらやましい。私も成長しなきゃ。

想像さえできないけど

私もアップを心待ちにしてました~ 
100kmを自分の足で走るのも自転車で走るのも 
今の私には想像さえできないけど
まことさんの文章も想像してたのと違う(悪い意味じゃなく) 
熱くなったり涙が出そうになったり・・・がない(^^; 
ウルトラランナーの走りに伴走されてナニが変わったのかな 
なんて勝手に想像してます すごく貴重な体験ですよね 
なにはともあれお疲れさまでした 羨ましいなぁ~

確かにそうなんですよ!

ボクも文章を読んでいて、
「何か予想と違う」って思ってましたが、
らんらんさんの仰るとおり、
感動!や、涙!が無かったんですよね。
なんでだろう?
でも、良い経験をされましたね!
本当にお疲れ様でした。

スタッフ、お疲れ様でした。準備、大変だったと思います。
いい大会でしたよね。私も、ジョグをしながら応援に行きましたが、ホントにこっちが励まされいる気分になりました。
私の上司は、「まことさんがいたから、辞めるに辞めれんかった」と言ってました。
彼は、月曜日に7時半に出社して、22:00まで働いてました。恐るべしウルトラランナー

終わってほっとしています

桂子さん
千葉の自転車旅行、覚えてますよ。
長時間乗るのは、慣れていない人間にとっては楽じゃないですね。
結局あの日は3回コースに出たので、自転車で走った距離は140kmくらいだと思います。私にとっては最長距離です。

びいさん
貴重な経験と言われれば、そうですね、その通りですね。
ウルトラランナーに密着同行して100キロを走るようなもんですから、
へばってきたり、復活したりという様子も伝わってきますし、
息づかいも前半と後半ではぜんぜん違いますし、すごくリアルでした。

らんらんさん
ロッキーのテーマを聞きながら走っている人がいて、その音がヘッドホンから漏れて聞こえてきたときは、先導しながら泣きそうになりました。
それ以外では涙はでなかったですね。
今までの大会の応援とは違って、仕事だったから、どこか冷静だったんでしょうか。

Frank*さん
ランナーがゴールを目指して走る姿には感動しましたよ。
いろんな人の走りに心を打たれました。
みんなで大会を運営し切ったことに対しては、空に向かって「うおおおおおお~」と叫びたくなるほど全身が感動に包またわけではありませんでした。
それ以前に、みんな疲れ過ぎていたかも。
感動とか涙というよりも、人的な事故が起こらず無事に大会が終了した安堵感の方が大きいです。

すみちゃん
この日のコース上だけは、インフルエンザが流行している街っていう雰囲気はまったくなかったですね。
T川さんと何度もすれ違いましたけど、ずっと頑張ってはりましたね。
私ならウルトラにエントリーした時点で、まず月曜日に休みを入れます。
恐るべしウルトラランナー。

お疲れさまでした!

皆さん、ただものじゃないですね。
ホントにお疲れさまでした。

卑近な例かもしれませんが、
文化祭とか体育祭とか、イベントって
準備してる段階がとっても楽しかったりしますよね。
(私だけかな?)
今回の一連のブログを読んでいて、
そんなことを思ったりしてました。

お疲れ様でした。

この大会に参加された方のブログを拝見しても
良い大会だった事が伺い知れました。
スタッフ皆さんがランナーの事を思って気合入れて頑張った成果でしょう。
初めての大会、大きな事を成したと思います。

こんばんは☆

ホントまことサンも奥様もお疲れ様でした(^^)
一つの事をみんなでやり遂げるってすっごく気持ちイイ事ですよね♪♪

昨夜はありがとうございました<(_ _)>
相変わらずお話もちょっとしか出来ず。。。。。残念
でもかなりお疲れのご様子で、、、(^_^;)
カラダ休めて下さいね(@^^)/~~

まだ疲れてますけど

dekoさん
準備している時が楽しかったりもしますが、
文化祭や体育祭とはプレッシャーが違います。
参加者の人たちに「いい大会だった」と思ってもらえるように
みんなが自分の役目に必死でした。

maraPさん
そうですね。おおむね好意的な評価をいただいているみたいでびっくりしています。
我々からすれば反省点がいっぱいです。
素人のみんながそれぞれ反省点を持ち寄り、生かすことで大会が成長していくんですかね。

GORIKKOさん
ゆうべ飲んで帰ったあとでこんな長文のブログを書くくらいですから、
元気なんでしょうかね。
でも、電車のある時間に店を出るなんて珍しいですもんね。
やっぱり疲れてるのかな。

ゼッケン2番

雨の中 本当にご苦労様でした。 走らせてくれて「ありがとう」

★マサオカさん
すみません。これは去年の日記です。私、今回はスタッフとして参加していないんです。
もちろん、きのう行われていたのは知っていました。
大雨の中、ほんとうにお疲れさまでした。

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