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まこと

Author:まこと
06年ホノルルで初フル
1961大阪市生まれ
大阪府茨木市在住
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さぎしまトライアスロンその3

ちゃあみ自身は4時間という制限時簡に対して、
かなり前から不安を抱えていた。

プールで1,500のタイムを計って、バイクの時速、自分のランの能力、
そこに本番でのバトルや泳いでいる途中での方向確認、
トランジションで費やす時間などの傾向値をかけ合わせて、
まるでプロのマーケッターが緻密なシミュレーションをするように
何度も計算しては、「どうも危ない」という結論が出ていたんだろう。


ちゃあみがバイクからランに移った時点で、競技がスタートしてから
2時間45分が経っていた。

制限時間まで1時間15分。ランの距離は10キロ。

サブ4ランナーだし、去年の宮古島に続いて今年もしまなみの100キロを
完走しているし、キロ6分で走ったとしても1時間で帰ってくる。
もしそれ以上かかったとしても、まだ十分に余裕はある。

ランのスタートをして50分が経ったところで、ヨメと三輪さんと3人、
ゴール地点からコースを逆行してゆっくり歩き始めた。
もちろん沿道でちゃあみを応援するのが目的。

この頃になると、コース上に選手はまばらにしかいない。
制限時間が迫ってくる中で、みんな疲れ切った顔で足を前に進めている。
すごいのは、足を引きずるようなスピードだったり、
苦痛に顔を歪めたりしながらも、誰ひとりとして歩いていないこと。

ひとりひとりの選手に3人で手を叩きながら声をかける。

「ラスト、ラストー!」

「もうちょっとでーす!」

「がんばってる、がんばってる!」

「いけるぞ、いけるぞー!」

「ガンバ、ガンバー!」

トライアスロンの場合、こんなふうにゴール近くの沿道で応援した時、
「ありがとう」と言ったり、声が出せないまでも、こっちに目を向けて
うなづいたりする選手が多い。
それはきっと、闘っている選手も、ゴールした後で応援している選手も
苦しみを共有し合っているからなんだと思う。


しかしゴール地点からかなり逆行して歩いてきたけど、ちゃあみの姿は
見えない。ランのスタートをしてから1時間が経っていた。

(絶対に大丈夫や。制限時間までまだ余裕はある)
と気持ちを落ち着かせながら歩くが、遠くから見えてくるのは
知らない選手ばかり。


制限時間まで残り7〜8分になったところで、
遠くから走ってくる見覚えのある姿が見えた。

黒と赤の2色のウエア。女性の選手であることを示すピンクのゼッケン。
ひざから下は、仲間がこの日のために贈ってくれたピンクのザムスト。



きたああああああ!!



どう見てもちゃあみだと判断できる姿が、しっかりした足どりで帰ってきた。

120819sagishima16.jpg


「ちゃあみー!」

「ちゃあみー!」

「ちゃあみー!」

3人が大声で呼ぶ。

三輪さんと二人で、励ましながら並走しようとしたが、
疲れ切っている二人はちゃあみに追いつけない。
120819sagishima31.jpg


なんという力強い走りだ。
今年3月の篠山マラソンの時のように、最後は他のランナーを
次々と抜きながら走っていく。

「あと200」と三輪さんが声をかけると、「あと200?」という弱々しい
声が返ってきた。

120819sagishima17.jpg

「鯉のぼりが見えたやろ!ゴールは近いぞ!」と言うと
「わあ・・」という、何とも表現しがたい小さな声がちゃあみの口から漏れた。

最後のコーナーを回って会場へ入っていくと、
制限時間までまだ少しあるのに、司会者の進行に沿って大会会長が
閉会宣言をし始めていた。

制限時間5分前、大会会長の閉会宣言と同時にちゃあみがゴール。

120819sagishima18.jpg

久しぶりに感動的なゴールを見た。
ちゃあみはよく頑張った。
スイムとバイクは決して得意とは言えない中で、自分や仲間を信じて
最後まで体を動かし続けたんだと思う。

おめでと〜。よう頑張ったな。
あれ? ちょっと泣いてる?
120819sagishima19.jpg


この日のために積み重ねてきた練習が実を結んだゴールだった。
すべてから解放されたちゃあみは、すぐに幸せそうな笑顔に戻っていた。



この大会、自分はどうだったのかと言うと、
年代別で8位/(99名)だった。総合順位はまだ分からない。
2年前に出た時も同じカテゴリーで、その時は19位だったことと比較すると、
かなりうれしいジャンプアップをしている。
2年前と比べてスイムは30秒遅かったけど、
逆にバイクが7分以上、ランが2分以上縮まっているのが大きい。


熱かった大会も終わり、フェリーで島を離れ、
新幹線の中で缶ビールを飲みながら、ちゃあみとキッシーとヨメと4人、
レースの感想などを語り合いながら帰った。

はあ、とにかく終わった。

大会関係者のみなさん、お疲れさまでした。
スタッフの高齢化が進み、この大会もいつまで存続できるかは分からないと
聞いています。
そんな状況の中で、私たち選手のために事前の準備から当日の運営まで
本当にお疲れさまでした。
コース上のエイド・ステーションで紙コップやスポンジを手渡してくれたり、
頭から水をかけてくれたりしたボランディアのみなさん、
ありがとうございました。
それから暑い中で長時間の応援をしてくれたヨメ、そらからキッシーと
光井くんのお母さんや親戚の人たち、それからたくさんの沿道の応援も含め、
大会に関わったすべての人に感謝です。

さよなら、さぎしま。

120819sagishima28.jpg


さよなら〜。


120819sagishima29.jpg



120819sagishima30.jpg




なんだか、疲れたけど楽しかったなー。


新幹線の中でいっぱい飲んじゃって、
あとは家に帰って荷物を片づけて、汗を流して寝るだけだ・・・

と思いながら新大阪駅に着いてフラフラと電車を降りてみると、





わ!!!!

なんで???!!!



120819sagishima22.jpg

キンキンに冷やしたビールを持って、うらちゃんがお出迎えに来てくれていた。

感動〜〜〜〜。

ちゃあみの練習をいつも近くで見ていたから、よっぽど完走したことが
嬉しかったんだろうな。

しゃーない、せっかくだからみんなでもう1回、乾杯しますか!

120819sagishima23.jpg

売店でミックスナッツを買い、
新大阪のコンコースをプチ・スタンディング・バーのようにして
うらちゃんにレースの報告をしながらビールをゴックン、ゴックン。

しばらく語り合ったあと、これで本当のお開き。
いやー、楽しい2日間でした。みなさんお疲れさまでした。

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