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まこと

Author:まこと
06年ホノルルで初フル
1961大阪市生まれ
大阪府茨木市在住
スキーとトライアスロンと甘いものが好きです
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トライアスロン中島大会 1

トライアスロンは楽しいんだろうか。
きっと楽しいに決まってる。
青い空と青い海に囲まれてレースをするのは、苦しみもあるだろうけど、
トライアスロンでしか味わえない気持ちよさもあるに違いない。
そう思って中島までやってきた。

愛媛松山行きのフェリーで11時間、
松山から中島汽船というフェリーに乗り換えて1時間、
会場の中島には土曜日の朝に到着した。
フェリーにはバイクとともにトライアスリートがたくさん乗り込んでいる。
これがもう少し遅い便になると、
選手を詰め込んだ難民船のようになるらしい。

会場に着いてからは受付を済ませ、バイクの車検を受け、
初日は時間がたっぷりあるのでウエットを着てスイムコースを泳いでみたり
ゼッケンベルトにゼッケンを留めたり、プログラムでコースを確認したり、
海の家でおでんを食べながらビールを飲んだり、ゆったりと過ごしていた。
出店ブースでバイクジャージも買った。

会場の姫ヶ浜海水浴場周辺はあちこちにロードバイクが止まっていて、
右を見ても左を見てもロードバイクが走っていて、
まるで自転車の星にやってきたみたい。

この島は周囲が20キロほどの小さな島だけど、ここの大会は
日本に現存するトライアスロンの中で3番目に古い歴史があるらしい。

夕方から選手全員が出席しての競技説明会があり、
夜は島の人が用意してくれた料理やお酒で前夜祭。
選手とその応援者たちを温かくもてなしてくれる。

昔から憧れはあったけど自分にはぜったいに無理だと思っていた
トライアスロンの会場に、自分は来ている。
そんな実感が少しずつ湧きはじめていた。


一夜明けて日曜日は朝からピーカンの空が広がっていた。
このぶんだと、かなり暑くなりそう。
8時から9時の間にトランジションエリアに自分の荷物をセットする。
バイクを置く。ビンディングペダルにバイクシューズを装着する。
給水用のボトル、サングラス、ヘルメット、ランニングシューズ、キャップ、
ゼッケンベルト、補給用のジェル、足の砂を落とすことを考えて
水の入ったペットボトルとタオル・・・・
何度確認しても、何か足りないものはないかと、また何度も確認する。

9時からは両腕と両足にマジックでゼッケン番号を書いてもらう。
そのあとはきっと全員で準備運動とかするんだろうなと思っていたら、
そんなものはなかった。海で泳ぐわけだから、事故を防ぐためにも
そうすると思っていたのに、そういうことは選手の責任に任せてるのかな。
会場に着いてからヒマな時はずっとストレッチをしていたし、
こっちのカラダは十分にほぐれているのでいいんだけど。

10時半のスタートが近づくと、ウエットスーツを着てスイムキャップを
かぶり、ゴーグルをつけた選手の群れが砂浜に集まった。
松山市長の挨拶のあと、全員がゆっくりと海に入っていく。
この大会は、400数十人の選手が一斉にスタートする。
生意気にも、先頭集団を狙っている人が位置取りしそうなところに自分も行き、
立ち泳ぎをしながらスタートの時を待っていた。

ブウォァーーーン

立ち泳ぎをしいていた選手全員がクロールで泳ぎ始めた。
バトルは覚悟していたので驚きはしないけど、
地引き網にかかったイワシの群れのように密度が濃い。
腕を回すと人の腕とぶつかる。足に人の指が刺さる。
横から別の人がイノシシのように突っ込んでくる。
こらー。お尻を押さえるな。体が沈んで息継ぎができないじゃないか。
女性にしてみたら、集団痴漢行為にあっているようなもんだ。
ほんの12時間前の前夜祭で、知ってる人も知らない人もビールをつぎながら楽しく語り合った、あのフレンドリーな雰囲気はなんだったんだ。

みんな目をつぶってムチャクチャに腕を回しているのかと思うくらい
秩序がない。
海の中はきっと泡だらけなんだろうなと予想していたが、その通りだった。
わざわざ顔を上げて息継ぎをしなくても、
水中で口を開けているだけで酸素が取り込めそう。

スタートして200mくらい泳いだあたりかな、自分の異変に気がついた。

呼吸が苦しい・・・。

ワンストロークごとに息継ぎをしているのに、
呼吸困難におちいっているみたいに息が苦しい。
そのうち頭がガンガンと痛くなってきた。

一度顔を上げて平泳ぎをしてから、またクロールで泳ぎ始めた。
それでもまだ息が苦しい。いや、息というより胸が苦しい。
頭痛もひどくなってくる。
なんじゃ、こりゃ。

・・・もしかして、酸欠?

30分前にはアップもしたのに。
スタートして5分もたっていないだろうし、これくらい、呼吸も乱さずに
泳げるはずなのに、いったい何がどうなっているのか理解できなかった。
まわりからは相変わらず人がぶつかってくる。
そんな中で平泳ぎをし、クロールをふたかきすると
また平泳ぎをしなければならないくらいアップアップしている。

このまま続けていたら溺れる・・・そんな恐怖が襲ってきた。
まさかまさか、スイムの途中でリタイア? そんなアホな。

胸が締めつけられて窒息しそうなくらい苦しかったので、
ウエットスーツのマジックテープを剥がして胸を開けた。
平泳ぎとクロールを小刻みに繰り返しながら最初の折り返しまで来た。
スタートからわずか375m。
まさか自分が本チャンで平泳ぎをするなんて・・・。
自分のペースを忘れてがむしゃらに泳いでしまったんだろうか。

二度とトライアスロンに出ることはないだろうと思ったりした。
少なくともこんな危険な競技を人に勧めることはないだろうと。

マジックテープを剥がしてもまだ胸が苦しいので、
今度はインナーのジッパーも下げた。
そしてストロークのピッチを極端にゆっくりにした。
しばらくそうやって泳いでいると、窒息しそうな締めつけが弱くなってきた。
頭痛は治まらないけど、クロールだけで泳げる。
なんとか2つ目の折り返しまで来た。
今泳いだところを、あともう1周だ。

人のバタ足で水を飲みそうになったり、人にぶつかったりぶつかられたり、
進行方向がずれて集団から離れたり、向きを変えて集団の中に戻ったり、
そういう泳ぎにくい状態は続いたけど、
腕をゆっくり回しながら、後半の1周は比較的落ち着いて泳ぐことができた。

規定のコースを2周泳ぎきり、ようやく砂浜へ上がれた。
砂浜の上にムシロが敷いてあって、ウエットを脱ぎながらその上を走る。
両側にたくさん人がいて、応援の声をかけてくれる。
その中に、カメラを持ったヨメの姿もあった。

バイクを置いたトランジションエリアまでは100mくらい。
その途中でシャワーを浴びながらウエットを完全に脱ぎ、
自分のバイクのところへ走って行く。

時計を見ると10時57分。
スイムスタートでストップウォッチを押し忘れたので、
現在時刻を見て逆算するしかない。
正確じゃないけど、スイムの1.5kmは27分を切ったのかもしれない。

サングラスをかけ、ヘルメットをかぶり、ゼッケンベルトを腰に巻き、
小さい容器に入れておいたジェルをグチュっと飲み、
バイクを押しながらバイクスタートの出口へ走った。

トランジションエリアを出て、バイクに乗ってもOKなラインを越えた。
バイクにまたがり、あらかじめペダルに装着しておいたシューズを上から
グシャっと踏みつぶして漕ぎ続ける。
コーナーを2つほど回ったあたりからスピードに乗せたあと、
右の手を下へ伸ばして右のシューズに足を入れた。
それが終わるとまたしばらく漕いで、左の手を下へ伸ばして左足を
シューズに入れた。
けっしてスムーズとは言えないけど、この履き方を本チャンまでに一度も
練習しなかったことを考えると、まだうまくできた方だと思う。

頭痛は治まっていないけど、ペダルは軽快に漕げた。
スピードメーターを見ると、35~37km/hくらいが表示されている。
マラソンとはスピード感が違って、いかにもレーサーになったような気分。
ところがここからは、バイクの得意な選手がやってきては
シャーーッと抜かしていく。
40kmの間に20~30人に抜かれた。
自分が抜いたのは6人だけ。

バイクパートは片道10kmのコースを2往復。
スイムと同じで、きっと頭が真っ白のままペダルを漕いでいたんだろう。
20kmを過ぎたあたりから、膝の裏のスジが痛くなり始めた。

           長文になってきたので、続きは明日。

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コメント

すごい競技だわぁ

お疲れさまでした~ 好タイムでのゴールおめでとです♪ 
それにしても恐ろしい戦いなのですね(><) 
呼吸困難になりながらスイム部門を読みましたぁ 
泳ぎが得意なまことさんさえパニックに陥るなんて 
泳げない私だったら間違いなく水死してますね(^^;
って泳げない人間はトライアスロンに出られないか(^^; 
後半もすごい過酷なんでしょうねー 楽しみナリ♪

怖い~。

昨日はご馳走さまでした。

水死もあり得る恐怖のレース。
ボクには無理。
後半も楽しみにしていま~す。

らんらんさん
ルーキーが浴びる洗礼なんでしょうかね。
呼吸困難と頭痛のまま泳ぎ続けて溺れ死ぬか、手を上げてリタイアの合図をするかを考えながら海の中でぼう然としてました。
泳いでいてあんな経験をしたのは初めてです。あー怖かった。

Frankさん
400人以上も泳いでいて、自分と同じような状況の人っていなかったのかな・・・。集団の中で溺れていても発見しにくい場合もあるでしょうし、事故が起きないのが不思議です。
気ぃつけなあきませんね。
Frankさんなら大丈夫でしょうけど。

海は怖い!

25m泳ぐだけでも死にそうになる私としては…、こういうのを想像を絶するというのでしょうね。実は、私、幼い頃に海で溺れて死にかけたことがあります。海中を漂いながら、幼心に「こうやって死ぬのかなぁ」と、ぼーっと思っていた覚えが。
あな、海は恐ろしや。

dekoさん
いやほんと、海は怖いです。
水を飲んだわけでも、足が痙攣したわけでもないんですが、胸が苦しくて頭が痛くなっただけで危険を感じました。
dekoさんは冷静ですね。「こうやって死ぬのかなぁ。せっかくだから死ぬ前にウニでも捕って食べよかなぁ」なんて思ってたんでしょ。

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